ニールセン、インドの富裕層を対象にした調査結果を発表
2009年10月15日-東京発:ニールセン・カンパニー合同会社(本社:港区白金台/職務執行者 シンディ・シン)は、「ニールセン・インド富裕層調査」 の結果を発表しました。今日のインド社会における富裕層の実態を明らかにする初の調査です。当調査は、インドの主要35都市、18,250人以上の富裕層を対象とする近年で最も大規模の調査となります。これまで実態把握が困難であったインド富裕層のライフスタイル、メディア消費動向を分析するために実施されました。
「ニールセン・インド富裕層調査」は、インド富裕層によるマスメディアの利用動向をカバーしており、媒体にはテレビ、印刷媒体、ラジオ、映画、オンラインが含まれます。さらに、インド富裕層のスポーツジムの会員動向、買物頻度と消費額のほか、多岐にわたる消費財カテゴリーの購買動向、ライフスタイルについても調査しています。
「ニールセン・インド富裕層調査の実施目的は、インド富裕層のセグメント及び実態に沿った概算人数を算出すること、また更に、彼らのメディアの活用動向や消費行動を分析することにありました。これまでインドの大衆を対象とした調査は実施されてきましたが、富裕層に絞った調査は今回が初めてです」と、ニールセン・カンパニー, 南アジアのマネージング・ディレクターであるパーサ・ラックシット(Partha Rakshit) は述べています。
社会階層を分類する上での主要因子は、収入や子供への教育投資などがありますが、これらに基づく調査では消費行動を十分に把握することができません。そこで、当調査では各世帯のライフスタイルと耐久消費財の所有状況に基づき、「富裕層」を定義するという新方式を採用しました。ライフスタイルのマッピングで考慮した変数は家事手伝いの雇用状況(メイドや運転手)、休日の海外旅行の有無、外食習慣です。耐久消費財では、ノート型パソコン/デスクトップ型パソコン、エアコン、自動車、テレビ、電子レンジ、洗濯機の所有状況、また家庭内でのインターネット利用者数及びその接続方法を調査しました。
これらライフスタイルと耐久消費財の所有動向のマッピングから、富裕層には「上級の中産階級」、「最上級の中産階級」、「富者」という3つの階層があることが明らかになりました。当分類は、自動車、コンピューター、液晶テレビの所有状況と、海外旅行の有無に基づいたものでした。
当調査結果から、インドには総計で250万人の富裕層がいることが明らかになりました。
「上級の中産階級」層に属する220万人は、各世帯で自動車やパソコンを所有する一方、液晶テレビを持たず、海外旅行をしません。そして、「最上級の中産階級」層の20万人は、自動車、パソコン、液晶テレビを所有しますが、海外旅行をしません。「富者」層の10万人は、自動車、パソコン、液晶テレビを所有し、さらに海外旅行をします。「ニールセン・インド富裕層調査」の結果は、メディア・プランナーや出版社、広告代理店、そしてとりわけ消費財メーカーのマーケティング活動において有益な情報となります。また、インド国内ではデリーが最も裕福な都市にランクし、それにバンガロールとグレーター・ムンバイが続いています。
「ニールセン・インド富裕層調査では、各世帯のライフスタイルと耐久消費財の所有状況に基づき、『富裕層』を定義づけました。正確な所得や教育費など実態把握が困難な社会階層区分では、我々が調査したいコンシューマーを特定することは困難であったため、今回の富裕層セグメントを判別するため、より具体的な指標が必要だったのです」と、パーサ・ラックシットは説明しています。
■富裕層のライフスタイル
ニールセンの調査データによると、富裕層家庭では6割の世帯が核家族であり、4分の1の世帯が年配者と同居しています。約半数近くの世帯には、給与所得者が2名以上います。富裕層の約半数が英語で教育を受けていますが、家庭内では現地のインド語を使用します。10人中の9人の富裕層は自宅を所有し、4分の3は全自動洗濯機を持ち、約5人に2人はホームシアターの設備と
システムキッチンを所有しています。
富裕層の約4分の3が英字新聞を好んで購読する一方で、10人のうち9人は、テレビを地域言語で視聴しています。5人に3人以上が外で映画を楽しみ、半数以上は家庭でインターネットを利用します。ラジオの利用については、特に「富者」層の間で盛んであり、ラジオを毎日聴いている「富者」層が、他の「上級の中産階級」層や「最上級の中産階級」層を上回っています。映画の鑑賞頻度も、「富者」層が他の富裕層を上まわっています。富裕層の間で雑誌はあまり読まれておらず、10人中6人以上が雑誌を読んでいません(グラフ1)。
*「【グラフ1】インド富裕層のメディア消費動向」は添付の関連資料を参照。
「ニールセン・インド富裕層調査は、インド社会における富裕層のメディア消費動向について深く掘り下げた調査を行っており、多岐に渡る消費パターン情報を提供しています。このため、企業のマーケティング担当者が製品戦略やメディア・プランを立てる際に欠かせない重要な情報源となります。さらに、レポートに含まれる人口動態とライフスタイルに関する情報は、高い可処分所得を持つインド富裕層を、自社製品の購買ターゲットとするマーケティング担当者にとって、大いに役立つことでしょう」と、パーサ・ラックシットは述べています。
インド富裕層は、スポーツジムでトレーニングし、スパやサロンに行きます。10人に3人は月に一度はサロンもしくはスパを訪れます。また、富裕層の中では高級料理が好まれ、10人に8人は外食に出かけます。買い物が大好きであり、10人に9人が最新のショップで買い物をします。興味のあるアイテムは、靴、宝石、ハンドバッグ、サングラス、化粧品、香水、ペン、時計などです。
なお、世界的な景気低迷は、インド富裕層の消費習慣には大きな影響を与えていないことが明らかになりました。しかしながら、相対的に高級アクセサリーや旅行・休暇といった分野には出費を節約する傾向がみられます(グラフ2)。
ニールセン・インド富裕層調査のご購入に関するお問い合わせは、弊社コンシューマー・リサーチ(e-mail:JP_CR@nielsen.com/tel:03-5798-9353)までお願いいたします。
*「【グラフ2】世界的な景気低迷によるインド富裕層の消費習慣への影響」は添付の関連資料を参照。
■ニールセン・インド富裕層調査
ニールセン・インド富裕層調査は、インドの主要35都市、18,250人以上の富裕層を対象とする近年で最大規模の調査であり、インド富裕層のライフスタイルとメディア消費動向に関して調査・分析したものです。当調査では、富裕層を各世帯のライフスタイルと耐久消費財の所有状況に基づき、定義づけました。
■ニールセン・カンパニーについて
ニールセン・カンパニーは世界最大の情報・メディア企業で、マーケティング及びコンシューマー情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル情報を提供しています。また、トレードショーの開催や業界紙(ビルボード、ハリウッド・リポーター、アドウィーク)を出版しており、各分野でリーダー的地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークの本社を拠点とし、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。詳細はホームページ(http://www.nielsen.com)をご覧ください。
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