中学生の性事情

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(週刊朝日 2010年03月19日号配信掲載) 2010年3月12日(金)配信
教師と女子高生が恋に落ちるドラマ「高校教師」は今や昔。最近では中学生も先生と“禁断の恋”を楽しんでいるという。そればかりか、彼氏と校内でセックスする子もいれば、パンツを売ってお金を稼ぐお嬢様系中学生までいる。彼女たちが「親には絶対言えない」と口をそろえる「日常」をご紹介しよう。
神奈川県の市立中学に通うA美さん(14)は、あっけらかんと話してくれた。
「先生を好きになって何が悪いの? 今、私、自分の学校の先生と付き合ってますよ」
知り合いを何人かたどって会うことができたA美さんは、中学2年にしては大人びた印象を受ける。でも、髪は染めず、制服のスカート丈も膝より少し上程度でふつうだ。いわゆる「遊んでそう」という派手さはない。
教師と教え子の交際は許されない。先月5日にも、横浜の市立中学に勤務していた20代の男性教師が教え子との交際を理由に懲戒免職処分となった。女子生徒とメールのやり取りをして、校内でキスをしたり体を触ったりしていたという。
でも、A美さんには悪びれた様子はない。もっと進んだ経験談をうれしそうに語ってくれる。
「この前、ついに先生とやっちゃったんです。バレンタインの日、夜中に呼び出して、『チョコの代わりに私で』って擦り寄ったら、そのまま車の中でセックスされたんだ。実は2人目だったけど、初めてのフリしちゃったあ~」
中学生を恋愛対象にする教師はおかしい、という声もあるはずだ。でも、今の“現場”は、それが危うい状況になっているのだという。関西にいる20代男性の中学校教師がこう話す。
「今の女子中学生はすごく大人びている。個人差はもちろんあるけど、僕が中学生のときなんか、色気のある女子なんて学年に1人か2人やった。でも今は1クラスに10人は『女』を感じさせる生徒がいるんです。それでいて無邪気に『先生いつエッチしたん?』とか『初めてのチュウはいつ?』とか聞いてくる。正直、理性を保つのが難しい」

教師と生徒の壁を薄くしているツールの一つは「メール」だ。A美さんが言うには、教師と生徒がメールをすることは珍しいことではなく、他の生徒も連絡や相談のため教師とメールアドレスを交換することが多いという。A美さんと先生の交際のきっかけも「メール」だった。

A美さんの“彼”は、30代だけどそうは見えず、女子生徒から「かっこいい」と評判なんだそうだ。今年になって、A美さんは半ばダメ元で教師にラブレターならぬ“ラブメール”を送った。

「その日の夜に返信が来て、『誰にも言えない仲になるけどそれでいいのか』って。もちろん即OKしました。ほかにも何人かった子がいるけど、全部断ったみたい。私のことが『最初から好きだった』って言ってた。前は同級生と付き合ってたけど、先生のほうが大人だし、『好き』とか『かわいい』っていっぱい言ってくれるからうれしい。何より二人だけの秘密っていうのがドキドキして楽しいの」

放課後に校内でキスをしたり、隙を見て授業中に手を触れ合ったりするのが、

「胸がキュ~ッとして息ができなくなるくらい素敵な瞬間」

だという。

中学生同士の“情事”にも「メール」が必要不可欠だ。

岐阜県の公立中学に通うB子さん(15)はこう話す。

「彼氏がお願いするから、1日1回は学校でエッチしてます。基本は朝。前夜に『明日の朝どうする?』とメールで聞いて、『やる』と返ってきたら、早朝に学校に行って、教室のベランダでエッチするんです。授業中にメールが来て『今日の放課後やろやー』と誘われることもあります」

そしてB子さんは言う。

「エッチは好き度の証し。彼も私が好きだから、何度もエッチしたいんやろね」

同じく、「ラブラブだから」という理由で、毎日デリヘル嬢並みの“仕事”をこなしているのは、都内の私立中学校に通うC子さん(14)。

「同じ学校に彼氏がいるんだけど~、授業終了のチャイムで勃起しちゃうらしくって、どうしても我慢できないときは授業の間の休憩時間にトイレでぬいてあげるんですよぉ~」

C子さんはパンツが見えそう、というより見えるほどスカート丈が短い。茶髪にギャルメークがいかにもイマドキの中学生という感じだ。そんなC子さんが言うには、彼への“奉仕”についてイヤだと思ったことはなく、むしろ進んで自分からトイレに誘うそうだ。

「最初は私から授業中に、『トイレでしてあげるよ~』ってメールしたんです。好きだから役に立ちたいし、浮気防止のためにやってます」

中学生がこんなことするなんて世も末だ、とお嘆きになる読者もいるだろう。特別な子たちの話だと思うかもしれない。

確かに、中学生の性交経験者数は長らく変化していないという調査結果はある。1974年から全国の中学生、高校生、大学生らを対象に性に関するアンケートを行っている財団法人・日本性教育協会の金子成男事務局次長はこう話す。

「これまでの調査を比較してみると、女子の経験者率は高校生では上昇傾向にある一方で、中学生に変化は見られません」

ほぼ6年に1度の調査だが、前々回(99年)、前回(2005年)と、

「女子中学生の経験者率は3~4%を維持しています。一般的に、小中学校では妊娠の仕組みは教えますが、性行為までは教えません」(金子事務局次長)

けれど、B子さんは、

「同級生の4分の1ぐらいはセックスしてると思う」

と言う。

調査の05年と今では違う状況にあるのかもしれない。

携帯電話は中学生に急速に普及し、今や中学生の2人に1人は持っていると言われている。これまで登場した女子中学生たちは皆、携帯で彼氏とメールを重ねていくうちに、内容が過激になっていったと話した。

携帯電話といえば、C子さんと同じクラスのD恵さんはこう呆れていた。

「今クラスで、携帯のメール着信音をモスキート音にするのが流行ってて、みんな彼氏とずっとメールしてるから授業中もそこらじゅうでキーキー鳴ってて、マジ授業に集中できない」

モスキート音とは、蚊が飛んでいるような不快な高音で、「若者にしか聞こえない」と言われる高周波の音だ。たいていの先生には聞こえないため、その音を携帯にダウンロードし、授業中に堂々と鳴らす遊びが流行っているのだという。

前出の金子事務局次長はこう分析する。

「アンケート調査によると、中学生では特に女子のほうが携帯電話の所有率が高い傾向にあります。携帯電話で問題視されている出会い系や、彼氏や好きな人と誰にも邪魔されずにコミュニケーションが取れる状況があり、親密度はすぐに高まっていく。携帯電話が女性の性行動を活発化させている一つの要因だと説く学者もいます」

携帯を使ったこんな“裏ビジネス”もある。

都内でも校則が厳しいことで知られる超名門女子中学校のE里さん(13)は信じられない告白をしてくれた。

「私、自分のパンツを売ってお金を稼いでます。相場は1日ばきは5千円で、2日だと7千円。1週間はいたのは1万円で売れます。基本的に手渡し。郵送だと値段が落ち、生脱ぎとかおさわりなどのオプションを付けると値段が上がります。男の子でも、なぜかギャル男だと同じ値段で売れるそうですよ。でも女の子は、ギャル系はあまりウケがよくない。私みたいな見た目が普通の子がいいんです」

セックスした経験はまだない、というE里さんは、よく言えば純潔そうな、悪く言えば地味な印象を与える女の子だ。そんな見た目とは裏腹にビジネスの方法を淡々と話すE里さん。

「携帯でネットの掲示板に『若い子のパンツ売ります』とか『JC(女子中学生)です。パンツあります』と書き込むと、買いたい人からメールが来るんです。後は場所と日を決めて、直接会って渡します。場所はアキバの商業ビルの階段とか屋上が多い。そこで同じようにパンツを売ってる友達に会うときも多々あります。体も汚さないし処女でやってる人は多い。でも中には、『ばらされたくなかったらやらせろ』って後から脅迫されて、警察に相談に行った子もいました」

試しにインターネットで「若い パンツ」「JC パンツ」などと入れて検索すると、

〈今日の明るいうちに秋葉原でパンツ売ります。JCふたりです。一枚1600円です〉

〈関東圏でパンツを買ってくれる人探してます。JCです。お金に困ってるので早めに連絡下さい〉

出るわ出るわ。取引場所も北海道から九州まで、全国各地の女子中学生が“出店”しているようだ。

ある日、E里さんが「売りに行く」というので、同行させてもらった。場所は横浜市内のショッピング街。日曜日だというのに、友人と制服を着て現れたE里さん。理由を聞くと、「このほうがウケがいいから」

と言う。母親には「友達と塾の見学に行く」と言って出てきたらしい。今日の“商品”はパンツ4枚。近所のスーパーで通常3枚千円が4枚千円のセール品だったという。

「売る用のパンツは自分で買い、はいてはためておくんです。実は3枚は1日ばきだけど、1枚は朝慌てて5分はいただけ(笑い)。これは相手に内緒ですよ」

買値は1枚5千円の計2万円。そのお金は今日中に流行のバッグに変える予定だという。ところが、待てど暮らせど相手が来ない。結局、30分ほど待ったところで、「今日は来ない」と諦めた。

「3回に1回の割合でこんなときがあるんです。冷やかしか当日になって怖じ気づいたんだと思います。あ~あ、使えね~!」

E里さんの悪態を初めて聞いて驚いた。それほど普段は丁寧に話す上品なお嬢さんという印象が強いのだ。

取材をして気づいたのは、皆、とてもあけすけに性を語るが、自分を「普通」だと思っていることだ。

その理由を前出のC子さんに問うと、こう話した。

「ブログやプロフにはもっとすごいこと書いてる人がいっぱいいる。だから私は普通なの」

家庭にインターネットが普及し始めたころから、彼女たちの「同級生」は学校だけではなく全世界に広がった。そこには、自分の性を赤裸々に公開するブロガーや自称「小学生」の性交経験者までいる。

学校で性行為まで教わらなくても、インターネットは何でも教えてくれる。そんな世界に生きる彼女たちが、セックスを「普通」に経験するのは、無理もないことかもしれない。 本誌・小宮山明希

 大手塾が調査「中学生のテレビ視聴」

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【栄光ゼミナール・リサーチ】~第4回 「中学生のテレビ視聴」に関する調査
リサーチ方法
390教室、塾生約6万5,000名、来期で30周年を迎える学習塾「栄光ゼミナール(URL: http://www.eikoh-seminar.com)」が「中学生のテレビ視聴」に関し、中学1~3年生男子/女子に対し、インターネットリサーチを2010年2月5日~2月9日の4日間で実施し、男子500名、女子500名、合計1000名の有効回答を回収しました。
学校の授業以外で勉強(宿題は除く)をしていますか?
また、学校生活以外で楽しみにしていることは?
中学生の自習率 男子47.4%、女子56.2%
中学生の5割弱が「学習塾で勉強」
「学校の授業以外では勉強しない」は2割弱
学校生活以外での楽しみ 男子1位「ゲームをする」女子1位「音楽を聴く」
学校生活以外での楽しみ 「テレビ・ビデオ・DVDなどを見る」74.2%
中学1~3年生1,000名に、学校の授業以外で勉強(宿題は除く)をしているか複数回答にて聞いたところ、全体では「自習」51.8%で5割強、「学習塾」47.3%で5割弱、「通信教育」11.0%、「家庭教師」4.2%、「その他」0.2%、「学校の授業以外で勉強はしない」17.8%で2割弱となっていた。
自習率については、男子47.4%、女子56.2%という結果となった。
また、学校生活以外で楽しみにしていることを複数回答にて聞いたところ、全体では「音楽を聴く」75.4%が最も多く、「テレビ・ビデオ・DVDなどを見る」74.2%、「ゲームをする(テレビゲーム・携帯用ゲーム機・携帯電話)」72.3%、「携帯電話でインターネットやメールをする」68.8%、「マンガ・雑誌を読む」65.1%がトップ5であった。
これを属性別に見ると、男子のトップ3は、「ゲームをする(テレビゲーム・携帯用ゲーム機・携帯電話)」78.6%が最も多く、次いで「音楽を聴く」71.2%、「テレビ・ビデオ・DVDなどを見る」70.4%。
女子のトップ3は、「音楽を聴く」79.6%が最も多く、「テレビ・ビデオ・DVDなどを見る」78.0%、「携帯電話でインターネットやメールをする」75.2%。
「学習塾に通っている」人と「学校の授業以外は勉強をしない」人を比較すると、「テレビ・ビデオ・DVDなどを見る」では学習塾に通っている人76.3%、学校の授業以外は勉強をしない人62.9%、「友達と話をする」では学習塾に通っている人57.3%、学校の授業以外は勉強をしない人43.3%、「パソコンでインターネットやメールをする」では学習塾に通っている人51.6%、学校の授業以外は勉強をしない人36.0%、「読書をする(マンガ・雑誌以外の本)」では学習塾に通っている人36.6%、学校の授業以外は勉強をしない人23.6%、「街をぶらぶらする」では学習塾に通っている人32.8%、学校の授業以外は勉強をしない人19.7%と、それぞれ学習塾に通っている人が10ポイント以上高くなっていた。
■詳しいデータ >>
1日にどれくらいテレビを見ていますか?
中学生の1日平均テレビ視聴時間(平日)2時間47分(休日)3時間39分
見ている番組のジャンル1位「バラエティ」85.8%
DVDやビデオのレンタル利用「月2回以上」約3割
テレビ視聴時間の制限「平日も休日も決められていない」9割強
テレビコマーシャル視聴 「リアルタイム視聴時」9割半ば、「録画視聴時」4割
中学1~3年生1,000名に1日にどれくらいテレビを見ているか(録画視聴・DVDやビデオを除く)を平日・休日に分けて単一回答にて聞いたところ、平日は全体で「1時間未満」19.1%、「1時間-2時間未満」22.0%、「2時間-3時間未満」19.9%、「3時間-4時間未満」14.9%、「4時間-6時間未満」14.7%、「6時間以上」8.1%、「全く見ない」1.3%であった。
また、休日は全体で「1時間未満」12.3%、「1時間-2時間未満」16.3%、「2時間-3時間未満」16.8%、「3時間-4時間未満」15.5%、「4時間-6時間未満」18.4%、「6時間以上」19.5%、「全く見ない」1.2%であった。
全体の1日平均テレビ視聴時間は加重平均値で平日2時間47分、休日3時間39分で、属性別に見ると平日では男子2時間42分、女子2時間52分、休日では男子3時間34分、女子3時間45分と平日、休日ともに女子の方がテレビ視聴時間は長かった。
また、「学習塾に通っている」人と「学校の授業以外は勉強をしない」人を比較すると、平日では、学習塾に通っている人2時間32分、学校の授業以外は勉強をしない人3時間12分、休日では、学習塾に通っている人3時間22分、学校の授業以外は勉強をしない人4時間と平日、休日ともに学校の授業以外は勉強をしない人の方が1日平均30分以上テレビ視聴時間は長かった。
平日または休日にテレビを見ている中学生995名に、テレビで見ている番組のジャンルを複数回答にて聞いたところ、全体では「バラエティ」が最も多く85.8%、次いで「ドラマ」77.4%、「アニメ」76.4%、「音楽番組」57.3%が続いた。
これを属性別に見ると「ドラマ」女子83.5%、男子71.3%、「音楽番組」女子68.4%、男子46.2%と「ドラマ」「音楽番組」は女子の方が高く、「スポーツ」は男子25.9%、女子8.2%と男子が高かった。
中学1~3年生1,000名にDVDやビデオのレンタルを利用するか単一回答にて聞いたところ、全体では「週1回以上利用する」11.6%、「月に2-3回程度利用する」17.8%、「月に1回程度利用する」16.9%、「それ以下」33.2%、「全く利用しない」20.5%となり、「月に2回以上」の利用は29.4%と約3割となった。
また、両親などからテレビを見る(DVDやビデオを含む)ことができる時間を決められているか単一回答にて聞いたところ、全体では「平日のみ決められている」3.5%、「休日のみ決められている」1.1%、「平日も休日も決められている」3.5%と「決められている」人は8.1%と1割未満、「平日も休日も決められていない」は91.9%と9割強であった。
平日または休日にテレビを見ている中学生995名に、テレビを見ている時にテレビコマーシャルを見ているか単一回答にて聞いたところ、全体ではリアルタイム視聴時では、「見ている」71.8%、「たまに見ている」23.7%と「見ている計」は95.5%であり、「ほとんど見ない」は4.5%であった。
また録画視聴時では、「見ている」13.2%、「たまに見ている」26.9%と「見ている計」は40.1%で4割であり、「ほとんど見ない」は59.9%と6割であった。
■詳しいデータ >>
最も楽しみにしている番組は?
「爆笑レッドシアター」「ミュージックステーション」「ブラッディ・マンデイ」
平日または休日にテレビを見ている中学生995名に最も楽しみにしている番組を自由回答形式で聞いたところ、「爆笑レッドシアター(バラエティ)」が最も多く93名、次いで「ミュージックステーション(音楽番組)」56名、「ブラッディ・マンデイ(ドラマ)」55名、「ヤマトナデシコ七変化(ドラマ)」51名、「銀魂(アニメ)」51名が続いた。
■詳しいデータ >>
ワンセグを利用していますか?
ケータイでワンセグ利用 男子61.6% 女子55.6%
ゲーム機でワンセグ利用 男子10.0% 女子5.0%
ワンセグで見ている番組のジャンル 男子「バラエティ」女子「ドラマ」
中学1~3年生1,000名に、ワンセグを利用しているか複数回答に聞いたところ、全体では「ワンセグを利用している」61.6%(「携帯電話でワンセグを利用している」58.6%、「ゲーム機のワンセグを利用している」7.5%、「電子辞書のワンセグを利用している」1.5%、「その他の方法でワンセグを利用している」1.5%)と6割がワンセグを利用しており、「ワンセグは利用していない」は38.4%であった。
ワンセグ利用者の9割以上が「携帯電話でワンセグを利用している」となっている。
これを属性別に見ると、「携帯電話でワンセグを利用している」では男子61.6%、女子55.6%となっており、「ゲーム機のワンセグを利用している」では、男子10.0%、女子5.0%となっていた。
また、「学習塾に通っている」人と「学校の授業以外は勉強をしない」人を比較すると、「ワンセグを利用している」は学習塾に通っている人63.8%、学校の授業以外は勉強をしない人51.7%と15.5ポイント差で学習塾に通っている人が高くなっていた。
また、ワンセグを利用している616名に、ワンセグで見ている番組のジャンルを複数回答にて聞いたところ、全体では「バラエティ」67.4%が最も多く、「ドラマ」63.6%、「アニメ」55.5%、「音楽番組」34.3%が続いた。
これを属性別に見ると、男子では「バラエティ」68.6%が最も多く、次いで「アニメ」62.2%、「ドラマ」61.2%、女子では「ドラマ」66.3%、「バラエティ」66.0%が最も多く、「アニメ」48.1%が続いた。

女子中学生に男子制服認める 性同一性障害

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2010年2月26日17時46分
心と体の性が一致しない「性同一性障害」と診断された鹿児島市内の公立中学校1年の女子生徒に対し、中学校側は4月から男子の制服を着て通学することを認めた。
中学校などの説明によると、この生徒は入学後、「セーラー服を着ると気分が悪くなる」と教諭や両親に訴えていた。2、3歳ごろからままごとやスカートをはくことを嫌がっていたという。
両親は昨年7月、中学校に「男子制服で登校することはできないか」と相談。同校はスクールカウンセラーや市教委と対応を協議し、「学校教育相談の範疇(はんちゅう)を超えている」などの理由で体操服で通学することを認めたうえで、専門家の判断を待っていた。
生徒は昨年9月から体操服で通学していたが、今年2月20日に専門医療機関から「性同一性障害」の診断が出た。このため、同校は22日、生徒が4月から男子制服で通学することを認めた。在校生には3月16日の卒業式終了後、説明するという。
校長は「課題はこれからたくさん出てくるだろうが、生徒には有意義に学校生活を送らせてやりたい」と話した。生徒の母親(41)は「同じように悩んでいる人はたくさんいる。今回は制服一枚で済むこと。相談機関の充実など市はできる対策をとってほしい」と話した。

生徒による暴力行為過去最高の6万件に

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児童生徒による暴力行為、過去最多の6万件

児童生徒による暴力行為は、前年度から約13%、7000件増の5万9618件と過去最多を更新。器物損壊を除く暴力では4件に1件は被害者がけがをして医療機関で治療を受けており、感情を抑制できずにけがを負わせるような実態が浮かんだ。

調査は、文科省が都道府県教委を通じて実施。内訳は小学校6484件、中学校4万2754件、高校1万380件。形態別では、子ども同士が3万2445件で最多。対教師も8120件に上った。対人暴力のうち病院で治療を受けたケースを初めて調べた結果、1万664件に上った。

一方、いじめは8万4648件で、最悪だった06年度(約12万5000件)からは3割減った。「ネットいじめ」も前回から2割以上減の4527件。ただ同省は「学校が見逃している可能性がある」としている。

沖縄の中学生5人同級生殺害で逮捕

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いじめ?中2男子変死、容疑の同級生5人逮捕

沖縄県警うるま署は20日、中学2年の男子生徒(14)を集団で殴って死なせたとして同級生の男子5人(いずれも14歳)を傷害致死容疑で逮捕した。

共犯として同級生で13歳の3人を補導しており、近く傷害致死の非行事実で児童相談所に送致する方針。8人とも「間違いありません」と認めている。

発表によると、8人は共謀し、17日午後5時頃から8時頃の間、うるま市具志川の空き地で、同市内の米盛星斗(ほしと)君の腹や背中を殴ったりけったりするなど暴行し、18日午前3時頃、搬送先の病院で出血性ショックで死なせた疑い。

8人のうち4人が米盛君を200~300メートル離れたスーパー駐車場に運び、119番。4人は当初、同署に対し、「米盛君と5人で空き地のプレハブの屋根に登って遊んでいた。雨が降り出したので移動するためにみんな飛び降りた。気がつくと(米盛君が)地面にうずくまっていた」と説明した。

同署は、米盛君の体に複数の打撲痕があるとの通報を病院から受け、司法解剖した結果、内臓損傷による出血性ショック死と判明。4人に改めて事情を聞いたところ、「口裏を合わせた」と犯行を認め始めていた。
(2009年11月21日01時55分  読売新聞)

携帯漬けの中高校生

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若者の「意思疎通能力」不足 ケータイのせいなのか
2009/10/13 12:49

<テレビウォッチ>軽い対話をするからケータイ電話かなと思っていたら、今や携帯電話は「いのち」。風呂に入る時も持ち込み、ご飯を食べる時も「左手に携帯、右手にお箸」という。

番組が、女子中・高生を中心に『携帯地獄』??もとへ『携帯天国』の実態を取り上げた。

都内の調査会社がこのほど全国の男女高校生300人を対象に携帯電話に関するアンケートし調査を実施した。

それによると、学校に携帯電話の持ち込み・使用を「禁止している」のは33%、「禁止していない」は67%だった。

ところが「禁止している」うち73%は「(隠れて)使う」ありさまで、「守っている」のはわずか23%だった。

「今の子供たちにとって体の一部なんです。手放すのが怖い。そこまで携帯の縛られている」(webカウンセリング協会の安川雅史理事長)という、その実態を都内で取材してみると……

まずは「携帯電話って何?」の質問に「いのち」(高校生)。

「ご飯食べている時、携帯はどこにあるの?」には「自分の手元。左手に携帯、右手にお箸を持ってご飯を食べる」(高校生)。

「寝ている時は?」も「携帯を手に持つか、首掛けするか、枕の下」(高校生)。

「お風呂には?」にも「袋に入れて持って行くメールをしたりサイトを見たり、曲を聞いたり」(中学生)。高校生のアンケート調査でも約半数が携帯を持ってお風呂に入るという。

そこで「なぜ携帯を肌身離さず持っているの?」という質問を。圧倒的な高校生の答えは「1分以内に(メールを)返せるように」「遅くなったら何かあったのかなとか、悪いなと思うから、なるべく早く返す」。

では「返信が何分で来ないと不安になる?」には「5分、3分でいらつく」とか。

東京学芸大、児童臨床心理学の深谷和子名誉教授は、こうした心理状態を次のように指摘する。

「繋がっている感じがないととても心細くて、集団のなかにいても何となく違和感があったり、寂しかったり、不安定な感じになってくるのでしょう」

スタジオでは、ワタミ会長の渡邉美樹が「最近の子供たちはコミュニケーション能力が非常に足りない。『ありがとう』『ごめんなさい』という大事な言葉が言えないんです。携帯でやっているから益々増長される。それが心配……」と嘆いた。

一方、精神科医の香山リカは「では、携帯電話を取り上げたら日常のコミュニケーションが増えるかどうか。それは分からない」と。

少なくとも「24時間営業中」という携帯漬けよりは、人が話しかける機会が増えるし、人の話を聞く耳を持つようになるのではと思うのだが……

妊娠発覚の少女の親が取った行動は?

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いまどきの親御さん
2009年8月12日

少女の怒鳴り声にYちゃんが飛んでくる。その場の雰囲気ですべてを察したナースYちゃん。こういう時は本当に頼りになる。

「はいはいはい、△△ちゃん、ちょっとこっちに来て私とお話しましょうね。先生は次の患者さんの診察があるからねぇ。お母さんは待合で待ってるからねぇ。心配しなくても大丈夫だよ。よく話し合おうねぇ」

Yちゃんは少女の肩を抱いて処置室の方へ連れて行ってくれた。

続いて母親が診察室に入ってくる。

「あの子ほんと、寂しがり屋なので私がいてやらないとだめなんです。今どこにいますか? 何か悪い結果が出ましたか?」

にこにこしながら母親はいう。

「お母さん、お嬢さんの事ですけど…、妊娠されてます」

私は努めて平静にさらりと言った。事実を淡々と述べる、でもいい。

「正確な最終月経を教えていただけなかったのではっきりしませんが、気持ち悪い、吐き気がするというのは、いわゆる『つわり』かもしれません。とりあえず、一度産婦人科に受診いただいてから今度の事を考えましょう」

母親は何の話かわからない、という顔をしている。

「妊娠って誰がですか?」

「お嬢さんです」

「そんなはずありません。まだ子供ですよ」

「そんなはずありました。検査で陽性と出ましたので」

「誰の子ですか?」

「存じません。まだそこまでお話できていません。というか、私と直接話してくれなかったのは先ほどの通りですから、お話はできません。おいおいご家族から聞いてください。とりあえず、今日はこれから産婦人科へ受診していただきます。もう一度正確な検査をしてはっきりした結論が出たら、今後について少し担当医と話しあっていただく必要が…」

「なんで妊娠したんですか? 間違いじゃないですか?」

「それも含めてもう一度婦人科に受診していただいて、ちゃんと診てもらって…話はそれから」

「できちゃった婚をするんですか?」

「14歳ですからまだ婚姻はできないでしょう? それに今そういうこと話すわけじゃないですから」

「学校はどうすればいいですか? 産休を取るんですか?」

「産休って中学生なんですから…だから、今大切なのはそういう話じゃないですから」

「いやだわ。夫になんて言えばいいですか? 近所の人になんて言えばいいのかしら? 恥をかくのは私なのに…」

ちぐはぐな会話は動揺しているからとしても、私はなんだか気分が悪くなってきた。この母親からはさっきから一言も娘の体を案じる言葉は出てこない。一言も。

「子供なのに産婦人科に行くなんてかっこ悪いじゃないですか。私が連れて行くなんて恥ずかしい。もう、そんなの自分でなんとかさせてもいいですよね?」

「自分でなんとかって。自分じゃなんともできないでしょう? 今一番心細いのはお嬢さんなんですから、こういう時こそさっきみたいにお母さんがちゃんとついて行ってあげてください」

「でもそういう子の母親だと思われるのはいやですし」

(事実そういう子の母親じゃないか!という台詞がのどから出そうになるのを押さえて)

「お母さん! さっきからずっと子供扱いなさっていたじゃないですか? 子供ですよ、ほんと、まだ精神は子供なんだから。お母さん、ついていってあげてくださいよ」

私は懇願口調になったが、母親は困った顔をしている。自分には関係ないことだと言いたげだ。

この母親にとって今最も興味のあることは「自分の立場」だ。自分が「子供思いのよい母親」が演じられる内科には代弁のために同行しても、「自分が親として恥ずかしい立場」になりそうな婦人科には同行したくない。そんな気持ちがありありと伝わってきた。この女の子は母親が気に入る時は子供扱いされ、母親の意に反した時はこうやって見放されていたのかと思う。あの子は子供扱いされながら、その実ずっと独りぼっちだったのかもしれない。

「いずれにせよ…、とりあえず婦人科へ回っていただきますね。じゃあ外の内科受付前で待っていてもらえますか?」

私は力なく伝えた。重い気持ちでカルテに事の流れを記載しているとナースYちゃんが顔をのぞかせた。

「先生、私あの子といっしょに婦人科行ってきますから。ちょっとここ、あけますよ」

「あの子、何かしゃべった?」

「はい。少しだけど」

ありがと、Yちゃん。少しの間だけでもあの子の心のそばにいてあげてね。

部活とケータイ

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この産経新聞の「ケータイ」シリーズ、結論ありきの記事が多くて取り上げる気がしなかったけど、今回のは面白い。

部活にケータイは必須ということだが、これに肯いている学校関係者は多いと思う。緊急の日程変更や欠席連絡など、固定電話ではできないことをいとも簡単にやってくれる。

ある意味生徒達がケータイをツールとして使いこなす格好のシチュエーションだよ。こうした経験を積み重ねて、やっていいこと悪いこと、みんなを不愉快にさせることなどを学ぶんじゃないかな。

いまどきケータイも使えないような高校生が就職できるだろうか。大人社会がどっぷりケータイに浸かっている以上、子供たちをケータイから引き離せばいいという議論はどう考えても不自然な気がする。

【風(10)子供のケータイ】クラブ活動の必須アイテム
2009.7.7 11:42

学校によっても事情が異なるようだが、中学校や高校のクラブ活動の連絡で、携帯電話のメールを活用している人たちは多いらしい。以前、高校の野球部監督をしていた男性からのメールにはこう書かれていた。

《土日には練習試合をするのですが、日程調整などのために、双方のチームのマネジャー同士が携帯電話でやりとりをするのが当たり前です。私は外部指導者でしたが、キャプテンやマネジャーとも携帯で連絡を取り合っていました。実際にはこうしたことが、定着しているんです》

練習の場所や日程などを大人数に連絡するのに、一斉メールは便利。天候の都合で突然練習が中止になった場合や、急に会場の変更になったなどの事態にもすばやく対応できるという。

「いまやクラブ活動の必須アイテム」と話してくれた人もいた。こうした状況で、「友達とメールで遊びたいから携帯を持ちたい」と子供に言われたら「許可できない」と答える保護者も、「クラブの連絡用に」と言われると許すケースもあるようだ。

また、ある学校関係者は、「いまの子供たちは携帯メールの方が素直に気持ちを打ち明ける。悩みや心配事をメールを通じて担任教師に伝えてくれたことがきっかけで、適切なフォローができたこともある」と話していた。携帯メールは子供たちのコミュニケーション手段としてすでに定着している側面もあるようだ。

では子供たちは実際、どう思っているのだろうか。「風」に寄せられている意見は賛否は分かれているが、圧倒的に保護者からだ。数少ない子供からのメールに、15歳の男子生徒のこんな声もあった。いまどきの中高生では少数派もしれないが紹介しておく。

《携帯は持ってません。学校でも塾でもほとんどの友達が持っています。内心ほしいなと思うときもありますが、親の考えで持たせてもらえません。自分のために言ってくれていると思い、我慢しようと思います。友達との連絡はパソコンと電話で間に合ってます。携帯が絶対に必要かというとそうでもありません》

いじめはなぜ起こるか 国立教育政策研究所の追跡調査

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いじめは特定の学校で多いとか特定の学年で多発しているとかいえないものなんだ、ということはよくわかったよ。

ただ、この調査結果では「いじめ非経験率」の変動の幅が50~60%台と小さいので、それじゃほとんど誤差の範囲ではと突っ込みたくなってくる。この程度の数字に順位をつけたってあまり意味がない気もするし。

これだけ大規模に行われた調査なんだからもう少し突っ込んだデータが欲しかった。例えば、小4から中3の間ではどの学年でいじめが発生しやすいか。いじめ経験者は固定されているのかいないのか。いじめ発生率と遅刻や成績の平均との相関関係など。

デリケートな調査だから難しいとは思うけど、こうしたことが多角的に分析されてはじめてその原因の究明などに生かされるのではないかな。

「いじめ、どこでもどの子にも」 国立研、3年かけ調査
2009年6月26日

小中学校のいじめについて国立教育政策研究所が3年間追跡調査したところ、いじめを経験した子の比率(経験率)は同じ学校でも時期によって大きく変わり、学校間で比較した順位も頻繁に入れ替わっていることがわかった。同研究所は「いじめはどの学校でも、どのクラスでも、どの子どもでも起こりうるという見方がデータで裏付けられた」としている。

同研究所は26日、都道府県と指定市の教育委員会の生徒指導担当者が集まる会議で調査を報告。「教員が注意を払っていない子どもにもいじめは起きている」として、先入観をもたずに取り組むよう求めた。

調査は、首都圏の特定の1市の全市立小中学校(小学校13・中学校6)について、04~06年に実施。半年ごとに小4~中3の全児童生徒に調査票を配り、「仲間はずれ、無視、陰口を経験したことがない」(いじめ被害経験なし)と答えた子どもの比率と、学校別順位の変化を分析した。

例えば、A中学について04年6月から半年ごとの数値をみると、64.7%→60.5%→55.9%→55.2%→60.8%→61.2%と、約10%の幅で変化。他の中学も時期によって10~15%前後の振れ幅があった。

いじめの経験率が高い順に並べると、A中学は6位→5位→3位→1位→3位→2位と変動。他校も1位から6位まで変化が大きかった。

学年別に細分化した分析でもいじめの経験率は時期を追って大きく上下していた。学校現場では「今度入学してくる1年生は大変らしい」「3年生は問題が多い」といったことがよく言われるが、いじめに関し、一時期の数値が固定化することはなかった。

こうした全体傾向は小学校でも同様だったという。

同研究所はこうした調査を基に、教員がいじめを正しく理解しているかをはかる設問形式の自己点検シートを作成した。(上野創)

奈良県の車いす生徒入学拒否問題のその後

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下市町って奈良県の広大な吉野郡の入り口にある町だよね。町教委は町立小学校への入学は許可していたけど、中学校は施設面での不備から養護学校への通学を進めた。少女側はあくまでも町立中学校への進学を希望し裁判に。

奈良・下市、入学拒否訴訟…12歳少女、学ぶ場は

15日地裁で協議、財政難の町「養護学校に」

全国から激励 「設備の不備は差別」

バリアフリーが整っていないことなどを理由に、希望する奈良県下市町立下市中への入学を拒否された、脳性マヒで車いす生活を送る少女(12)は、同中の入学式から2か月が過ぎた今も、県立養護学校から派遣された女性講師(23)と自宅で1人学習を続けている。町に入学許可を求めた訴訟は、原告代理人によると、地裁は和解を勧め、15日に話し合いの場を持つという。その一方で、同町は訴訟費用として約80万円を予算化。法廷で争う構えもみせている。
(川本和義 田畑清二)

自宅学習3か月目

「さわやかな6月のある午後……」。少女は、講師の前で、「赤毛のアン」の文章をすらすらと唱えた。200ページを超える本1冊を暗記しているという。「得意科目は国語。数学は苦手」と笑った。講師は「記憶力は抜群」と話す。

4月中旬から講師の授業を1人で受ける。自宅には「一日も早い中学校生活を願っています」「頑張って希望をかなえて」など励ましの手紙が九州や関東などから数十通送られてきた。

北海道の市議陳情

今月4日には、少女同様に車いす生活を送る北海道北見市の田中稔浩市議(36)が同町を訪問し、町議会に入学拒否の是正と中学生活に必要な施設整備を求める陳情書を提出した。田中市議は「設備の不備を理由に就学を認めないのは障害を理由とした差別」と憤る。

一方、町は「財政面などから施設整備は困難」という。そのうえ、同校は校舎が斜面に建てられ階段が多く、運動場までは数百メートル移動しなければならないため、「少女のことを考えると、県立養護学校に通うのがいい」という姿勢を崩さない。

11日開会の町議会では、北見市の田中市議の陳情書を「慎重審議が必要」として、委員会付託を先送り。議員の半数以上は町を支持する。ある町議は「少女の願いをかなえてやりたいが、下市中での学校生活は無理な気がする」と話す。

多い階段「大丈夫」

訴訟では、地裁の担当裁判官らが2日、同中を視察した。少女や両親も立ち会い、階段の多さについて「大丈夫と思います」と答えたという。

地裁が勧める和解について、少女の母親は「和解で下市中へ入学できればこの上ない幸せ」と歓迎する。これに対し、同町教委幹部は「話し合いには応じるが、内容次第。このままの状態で入学を認めるような和解案なら敗訴と同じ。裁判で決着を求める」と語る。

また、県教委は、この問題について「例外を作れない」と施設整備などの財政負担はしない考えを示す。「少女側と町教委が話し合って解決してほしい」と静観の構えだ。

「みなと一緒」心待ち

少女は、中学校へ行けないさみしさから落ち込んだ時もあったが、最近は明るく振る舞い、笑い声も増えているという。小学校の同級生と一緒に授業を受けることを心待ちにし、「違う小学校の人も下市中には多いので、新しい友だちを作りたい」と夢を膨らませる。

下市中入学拒否訴訟

少女は出生時の脳性マヒで下半身や右腕などが不自由だったが、下市町立阿知賀小では、町から派遣された介助員2人が付き添い、特別担任の元で学校生活を送り、今春、卒業した。町立下市中への進学を希望したが、町教委は拒否。県立養護学校への入学を勧められたため、少女側は4月、町を相手に「設備が整わないことなどを理由に入学を認めないのは違法」と入学許可を求める行政訴訟を提訴した。
(2009年6月13日  読売新聞)

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