Archive for 2009年4月8日


ある意味しょうがないか。高校の理科ってやたら難しいと言う印象しかないものね。理科系だったけど物理なんてほとんどわからなかった。ついていけなくなると授業を聞かなくなる。先生はわかってる子だけ相手に授業するし。むしろ高校で理系に進む子供がどんどん減っているという事実に目を向けないといけないかもしれないね。

高校理科教師:自信ない? 「自分の授業が好きな子供は6割以上」9%

◇小学校63%、中学校42%に対し--大学受験重視が影響か

「生徒は自分の授業が好きだ」と感じている高校の理科教師の割合は、小・中学校より極端に低いことが、国立教育政策研究所(東京都千代田区)などの調査で分かった。実験や観察を週1度以上実施している教師も1割以下で、大学受験重視の授業が生徒の理科離れを助長している可能性があるとみている。【元村有希子】

同研究所と科学技術振興機構が1~2月、無作為抽出した高校700校の普通科の理科教師2422人を対象に調査した。

その結果、1年生に必修理科を教えている教師(655人)に、自分の授業を好きと感じている生徒の割合を聞いたところ、「20~40%未満」が最も多く42%に達したことが分かった。「40~60%未満」が30%、「0~20%未満」が19%で、「60%以上」は9%にとどまった。小中学校教師を対象にした昨年の調査では、小学校担任の63%、中学校理科教師の42%が「60%以上は自分の授業を好きだ」と答えており、高校の低さが際だった。

生徒の意欲を高めるとされる実験や観察を週1度以上実施している高校教師は、1年生でわずか3%と、小学校の63%、中学校の64%から急減。66%が「授業時間不足」を理由に挙げ、2年生以上に物理、化学、生物を教える教師の6割が「入試指導に時間をとられる」と答えた。

小倉康・同研究所総括研究官は「科学技術立国を支える人材を育てるには、こうした現状を基に理科離れ対策を考えるべきだ」と話す。

これってかなりすごいことだね。通信制ではなく、全日制の高校でも在宅学習を単位として認めると言うわけだ。ただしこの制度を利用できるのは事前に文科省の指定を受けた高校だけ。それにしても不登校生は全国で5万人もいるのか。かなり取り組まれている問題だけど、一向に改善の兆しがないのはなぜなんだろう。

不登校生の在宅学習に最大36単位=文科省
不登校になった全日・定時制高校の生徒を支援するため、文部科学省は6日までに、卒業に必要な74単位のうち最大36単位を在宅学習で取得できるよう学校教育法の運用を改めた。事前に文科省の指定を受けた高校が対象となる。不登校のまま留年、退学に追い込まれる生徒を減らす狙いがある。
同様の取り組みでは、政府の構造改革特区認定を受けた北九州市の私立高が2006年度から、20単位を上限に実施していた。文科省は先月末、単位数を拡大した上で全国の都道府県教委などに通知した。
在宅学習での単位認定を実施する高校は、実施科目、科目ごとの添削・対面指導の回数を盛り込んだ実施計画を作成。教委などを通じて文科省に提出し、あらかじめ指定を受ける必要がある。
対象生徒は、高校の用意した教材、NHK教育テレビなどを使って自宅で学習。通信制高校と同じく、担当教員による添削・対面指導、定期試験を経て単位が認められる。
例えば国語、数学などの4単位科目では、1年間で約12回の添削、4時間程度の対面指導を受けることになる。
不登校の高校生は07年度で約5万3000人。在宅学習が不登校の長期化、安易な単位認定につながらないよう、同省は、高校が教職員の体制を拡充させて丁寧な指導を行うことも求めている。(了)

待機児童が各地で激増しているんだね。ベビーカーはグッドイデア。目立つよね、きっと。こういうニュースが伝わって、全国で若い父親や母親が立ち上がると国の雰囲気も少しは変わるかも知れないね。

「保育園増やせ!」ママやパパ、渋谷でベビーカーデモ

2009年4月6日

「保育園を増やせー」「待機児童をなくせー」。ベビーカーを押したパパやママら75人が5日、東京・渋谷の繁華街をデモ行進し、保育施策の充実を訴えた。

父親の育児を支援するNPO法人ファザーリング・ジャパンが企画した。東京都文京区から参加した保育士の澤田圭司さん(29)は、3歳の上の子が自宅から30分離れた保育園に入れたものの、0歳の下の子はどこにも入れず、「保育ママ」に預けることに。「預かってくれるのは午後5時までなので、妻は勤務をパートに切り替えた。収入的に厳しくなる」と話す。

台東区の会社員加藤丈晴さん(43)は育児休業を取って昨年11月に復職するつもりだったが、1歳の息子が保育園に入れず、やむなく育休を延長。妻が仕事を休むなどして3カ月間しのぎ、4月にやっと入園できた。「親同士がつながって保育の受け皿づくりに向けて行動しないと」

厚生労働省の調べでは、認可保育園に入りたくても入れない待機児童は、昨年10月時点で4万184人と前年に比べて9%増えた。不況や共働き世帯の増加を背景に、今春の入園申込数は東京都杉並区で前年比30%増、横浜市で同17%増などで、待機児童数はさらに増える見込みだ。