ベネッセによる放課後の子供の生活時間に関する調査が発表された。

放課後の生活時間調査-子どもたちの時間の使い方[意識と実態] 速報版

PDFのダウンロードはこちらから ⇒  PDF

学校で授業を受けている時間を除くすべての生活時間。例えば部活動やアルバイト、ゲーム、睡眠などの配分がどうなっているか、の調査だ。

メディアとの接触という項目で、テレビやDVDを見る時間は小学生、中学生、高校生を通してさほど変わらないが、ケータイを使ったり、音楽を聴いたりする時間は上級学年になるほど極端に増加している。全体としてメディアとの接触時間は高校生が最も長くなる。

高校生だけの問題だが、アルバイト時間は意外に短かった。習い事は圧倒的に小学生に多く、塾は中学生の多い。高校生になると両者とも少なくなり、その代わりにアルバイト時間が入ってくる。

こうしてみると、日本の子供たちの時間の使い方が学校種別によって明確に区切られることがはっきりうかがえる。小6と中1の年齢的差は僅少だが、その生活時間の使い方は大きく変化する。中3と高1でもそれがいえる。学校のあり方がいかに子供たちの放課後の時間をも規制しているか、よくわかるレポートだと思う。